2016年03月17日

【コラム】これからの「まじめで勤勉」の意味とは何だろう? | オンリーワンスクール神戸六甲教室


 外国から見て日本人は、これまでよく「まじめで勤勉」だと言われてきました。特に戦後、奇跡の復興から高度経済成長期の頃はよく言われていたように思います。その後、バブルが崩壊し、失われた20年、現在まで含めば25年になるわけですが、なかなか経済が上向かない状況が続いています。


 そんな折、日本を代表する家電メーカー「シャープ」の問題を含め、アジアの中での日本の存在感さえ危うくなりつつあるのか?と思わざるを得ないニュースもあります。


 そもそも、日本人は「まじめで勤勉」と言われていたのになぜだろうと考えてみると、意外なことが見えてくるのではないか?と私は思います。というのも、この「まじめ」ということばの意味は、おそらく「指示されたことを従順に行うこと」というニュアンスが多く含まれているように感じます。


 先日、ブログにも書いた、元ワールドカップ日本ラグビーコーチのエディー・ジョーンズ氏も、このような内容のコメントをしていました。つまり、従順さだけではなかなか上位にはいけないということでしょう。


 又、「勤勉」という意味をまず辞書で調べると、「一生懸命に精を出してはげむこと」とあります。つまり、「まじめで勤勉」の意味が、もし指示されたことを従順に一生懸命するという意味になるのであれば、それだけでは現代社会を生き抜けないのは周知の通りです。なぜなら、指示を出されても本当にそれが今の時代に合っているのか?本当に必要なことなのか?もっと重要なことを先にする必要があるのではないか?など、状況に応じて考えなければいけないことがたくさんあるからです。


 以前の高度経済成長の時には、大量生産、大量消費の方程式が存在しました。それは、日本中がもの不足だったからです。しかし、現代はものが豊富にある時代。さらに、欲しいものもあまりない時代とも言われています。従って、世の中はどんな新しいサービスや商品を求めているのか?ということが重要なわけですが、今まで通りの前例や成功体験のまま指示が出た場合、その指示を従順に行うだけでは状況は悪化することは容易に想像できます。


 つまり、これまでの「まじめで勤勉」ということばを、「指示されたことを従順に一生懸命する」という意味から違う意味に変える必要があるのではないかと私は考えています。その為には、世の中をしっかりと把握し分析し、何が求められているか?を発見し、必要な商品やサービスを提供する為に一生懸命精を出す(仕事をする)ことこそが、これからの日本人にとって必要な「まじめで勤勉」ではないかと思うのです。


 まじめに世の中の状況を分析し、必要とされているものを勤勉に研究し、タイムリーにお客様に提供できる人材こそ、これからを生き抜いていく上での「まじめで勤勉」な人材だと私は思っており、オンリーワンスクールでめざす人物像と重なります。


オンリーワンスクール 代表 松保 利宗


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2016年03月05日

【記事】4年後めどにデジタル教科書 導入へ | オンリーワンスクール神戸六甲教室


※4年後めどにデジタル教科書 導入へ(NHK NEWS WEB)より転載※

タブレット端末などを使って動画や音声も活用しながら子どもたちが学ぶことができる「デジタル教科書」について、文部科学省の有識者会議は4年後をめどに全国の小中学校と高校の教育現場に導入する方針を固めました。


デジタル教科書は、通常、紙の教科書で教えている内容を、タブレット端末などを使って教えるもので、動画や音声を使うことで英語のヒアリングなどで学習の幅が広がるほか、文字や図を大きく表示する機能があることなどから障害のある子どもなどに細かい配慮ができるといったメリットがあります。


このデジタル教科書について文部科学省は有識者会議を設けて検討してきましたが、4年後をめどに全国の小中学校と高校の教育現場に導入する方針を固めました。具体的には、子どもたちに1台ずつ端末を用意して教えることを想定していますが「『書く力』や『考える力』の充実には従来の紙の教科書も必要だ」という意見もあることなどから、当面は紙の教科書とデジタル教科書を併用し、部分的にデジタル教科書だけを使った教科の履修も認めるということです。


一方で、学校によっては必要な端末の機器やネットワーク環境の設備などが整っていないところもあり、今後も対策の検討が必要だということです。有識者会議は来月の会合で議論をまとめる方針で、これを踏まえて文部科学省が準備を進めることになります。




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2016年03月04日

【コラム】情報交換ネットワークのすすめ | オンリーワンスクール神戸六甲教室


 2020年から始まる新大学入試の全体像が少しずつ見えてきました。今までのセンター入試(旧マークシート型)が廃止され新しく「記述式」が導入されたり、マークシートも新しい考え方(科目を融合した問題や正解を複数選んだりする方式)となるようです。


 これは、2015年12月23日の記述式の具体例の発表や、2016年2月18日に新マークシート型の問題具体例として各新聞紙上に発表されました。一言で言うと、新大学入試は今までのセンター入試のように、ただ暗記をしただけでは解けない問題だということが共通しています。つまり、問題をよく読んで理解した上で、自分のことばで表現したり、複数の答えを導く力が問われるわけです。


 もし、このような新しい問題になることを知らなければ、子ども達は適切な学習ができないまま2020年を迎えることになるかもしれません。仮に、テレビで今回の新聞のように詳しい問題例を取り上げるとなると相当な時間を要すると考えられ、おそらく今回の内容はテレビニュースにはむいていないでしょう。


 ということは、新聞記事を丁寧に読んでいなければ気づかなかったということで、かなり重要な情報やニュースでありながら、それらを知らないまますぎてしまうというのが現代の落とし穴となっていると感じます。


 もし、このような重要な情報を学校も塾も教えてくれないとしたら、子ども達は2020年に大きく変わる入試に対応できないまま直面し、かなり困惑することでしょう。


 そこで、これまでは誰かが大事な教育情報は必ず教えてくれるものだと思っていた意識を、重要な事実や情報は自分で積極的に取りにいくという考え方に改めていったほうが良いのだろうと私は最近思います。


 なぜなら、現代のように世界中の情報が手に入りやすくなった社会ではあまりにも多くの情報があふれ、丁寧にひとつひとつの情報を報道機関が提供していけないからです。従って、特に自分の家庭や子育てに関する教育の情報は、積極的に自ら取り入れるという姿勢が重要になります。


 今回の新大学入試マークシート例の新聞記事は、2月18日に掲載されていますが、もし見落としていれば知る機会を失っていたかもしれません。これらがいわゆる「情報格差」です。こんな時、親しい人同士がお互いの情報交換を行えば、少しでも知らなかったというリスクを減らすことができるでしょう。


 現代のような情報化時代には特に双方向でネットワークを組み、重要な情報を教え合うことが大切になるのだと思います。みなさんにも重要な情報交換ネットワークをしっかりとつくられることをおすすめします。


オンリーワンスクール代表 松保 利宗



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2016年03月04日

【お客様の声】スクールに通うお客様の声 ⑤ | オンリーワンスクール神戸六甲教室



兵庫 西宮北口教室 ファミリーコース会員様

これからの時代を生きるには何が必要か?物事に対する本質的な捉え方、考え方、そのためにはどうすべきかを一から楽しく学ばせていただいています。何事にもバランスが大切であるということですが、
自分がとても偏った世界のなかで考え生きてきたということを痛感しています。変化し続ける社会に少しでも対応出来るように、これからも親子ともにオンリーワンスクールで学び続けたいと思っている今日この頃です。


大阪 西九条教室 ジュニアコース 小3女子の保護者様

オンリーワンスクールに通い出して、早4ヶ月が経ちました。何を言っても「分からない」と言っていた子供が、まず、他人の話をしっかりと聴くようになりました。そして、少しずつですが自分なりに考え、調べ、自分なりに意見を言えるようになりました。オンリーワンスクールは受験にも役立ちますが、大切な人としての成長も実感します。今後とも、よろしくお願いします。


京都 太秦教室 ジュニアコース 高1女子の会員様

オンリーワンスクールは私にとって将来、生きていく上でとても大切なものです。一番身近なテーマは「選挙」で、今までは遠いものだったのが近いものになりました。世の中の仕組みも全くわからない私は、日本の政治や選挙・世の中の仕組みなどを楽しくオンリーワンで学んでいます。これからの日本を背負っていく私達にとって、日々変化する社会に対応していく為に、オンリーワンスクールは必要な学習スペースだと思います。


大阪 布施教室 ジュニアコース 中1男子の保護者様

あともう少しでオンリーワンに通い始めて、1年になります。コツコツと少しずつの学びが大きな学びになってきたと感じています。オンリーワンスクール、阿部先生に出会えた事に感謝しています。私も子どもの心に戻ってオンリーワンに通いたいと思っています。ああ、我が子がうらやましい(笑)今後も子どもと共に学んでいきます!



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2016年02月12日

【コラム】そもそも主要5科目の勉強は何から始まったの? | オンリーワンスクール神戸六甲教室


 私が子ども達に「そもそも勉強は何から始まったと思う?」と聞くと、しばらく考えていろいろな答えが返ってきます。その、ひとりひとり違う答えを聞くのは大変楽しいものです。

 その子ども達の答えを聞いた後、私が話し始めるのが次のような話です。「今、学校で習っている主要5科目の英語・国語・数学・理科・社会は、もともと1つの科目(学問)だったんだよ。その科目は“哲学”といって、人類の歴史の中で大昔からある勉強なんだ」と。

 実は、“哲学”は、「東洋哲学」・「西洋哲学」というように、世界中で広まった学問で、私は、特にギリシャ哲学の話をよく子ども達にします。まず、「哲学とは何か?」それは、「~とは何か?」についてしっかり探究すること。「~とは何か?」の「~」にひとつのテーマを入れ、自分なりにほりさげて考えを深めることです。

 哲学がこのようにあまりに広い領域を持った学問ですから、それらを大きく3つに分けて、それぞれの学問の探究をしようと考えつくられたのが「人文科学」・「自然科学」・「社会科学」の3つの分け方です。

 さらに、人文科学が主要5科目の英語と国語にわかれ、自然科学は数学・理科に、そして社会科学が社会科となり、現在の主要5科目が生まれました。つまり、現在の主要5科目のルーツをたどると、3つの科学となり、その3つの科学のルーツが“哲学”だということになります。

 ちなみに、“科学”という文字の科は、ひとつのものをわけるという意味となり、科学とはひとつのテーマをわけて分析的に学ぶという意味です。このように、そもそも現在の主要5科目が、元をたどれば哲学を勉強することだったというわけです。

 先ほどギリシャ哲学について少しふれましたが、人類で最も最初に哲学を言い出した「タレス」という人物がいます。このタレスが哲学、つまり「~とは何か?」を考え始めたきっかけは、水を見て「水とは何か?」と考えたことだったと言われています。これは、5科目で言えば「理科」ですね。おそらく、人類の最も始めの勉強のテーマは、この「水」だったのかもしれません。

 このように、主要5科目はもちろん、勉強をするとはひとつのテーマを見つけ「~とは何か?」と問題を設定し、その問題を自分なりに考え、自分らしい答えを導くということです。この、自分なりに考えることや、自分らしい答えを導くことこそ勉強の真の意味であり、目的だということです。最近、日本各地の学校で耳にする「探究学習」こそ、まさにこの原点に戻って哲学的に考える真の勉強法だということがおわかり頂けるのではないでしょうか?

オンリーワンスクール代表 松保 利宗


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2016年02月11日

【お客様の声】スクールに通うお客様の声 ④ | オンリーワンスクール神戸六甲教室


鹿児島 OM鹿児島中央校 ジュニアコース 小4男子・小1女子の保護者様

以前、我が家ではつめ込み型の学習方法の習い事をさせていました。それが受験勉強では当たり前だと思っていましたし、学校での学習方法もそのような感じがします。ですが、これからの社会変化や政府・文科省の教育改革、子供達の教育環境の変化などを知るにつれ、今までの学習方法でよいのか疑問を持ち始めた頃、オンリーワンスクールに出会い「これだ」と思いました。得た知識の使い方をその子に合ったペースで教えて下さり、子供達は勉強に行くというより「言葉のゲームをやりに行く」という感覚でいるようです。子供達はこれから厳しい将来が待ち受けています。それを乗り越え、自分の夢を叶える力を養ってほしいと願っています。


兵庫 神戸教室 ファミリーコース会員(保護者)様

3人の子供を持ち、ファミリーコースに通っている親です。オンリーワンスクールでは、私も3人の子供もお世話になりました。学校を卒業し、社会人を経て主婦を長年やっていると日常に追われ、新聞やニュース・世の中の出来事に関心が薄くなっていました。しかし、ファミリーコースで教育や社会などのお話を聞くうちに子供を育てる親として、本当に教え伝えていくのは学校の勉強内容だけではなく、世の中の動きに興味・関心を持ち、自分の意見やしっかりとした考えを持ち、自立して社会を生きていけるよう導く事だということに気付きました。親として、これからの社会を生き抜く人間を育てる責任を感じている今日この頃です。大人になってからも、社会を教えていただける事を有難く思っております。


鳥取 鳥取中央教室 キャリアサポートコース 高1男子の会員様

この教室には、5歳の頃から約10年間通ってきました。その中で、特に私は時間を把握する力が身についてきていることを実感します。限られた時間内で、「やりたいこと」と「すべきこと」が同時にある場合、以前はやりたいことをしてからすべきことに取り組んでいましたが、最近はすべきことにどれだけ時間がかかるのかを一度考えてから、優先順位をつけて取り組むようになりました。オンリーワンスクールでは、これを「時間力」と呼んでおり、この力が身につき計画を立て実行することが楽になったことが私の一番の成果です。




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2016年02月08日

【コラム】社会を生きる力は小学生から少しずつ! | オンリーワンスクール神戸六甲教室


 プロ野球界を代表するスターだった清原和博氏が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された事件は、野球ファンのみならず多くの一般の人々にも大変残念なニュースとなったのではないでしょうか?かつて高校野球の有名校と言えば、清原氏の母校PL学園は筆頭に出てくるような学校でした。


 一部報道によると、清原氏は、野球界を引退した時点から、生きる目標を見失ったとあります。現在、人生は80年と言われていますから、仮に40才で野球界を引退してもあと40年をどう生きるか?ということを野球選手現役時代から考えていれば、このような状況は防げたのかもしれません。


 このような事例とよく似ているのが、定年退職した後、やっと仕事から解放されて毎日自由に暮らせると思い楽しみにしていた所、いざ毎日を過ごすと、仕事という大目標がなくなり徐々に生きる意欲を失っていくという話もよく聞くところです。いわゆる「退職うつ」でしょうか?従って、私は普段から退職後の人生設計を立て少しずつ準備をしておくということは大切なことだと思います。


 もうひとつ、今回の清原選手の件で思い出すのは、これまで私が会ったり話したりした多くの有名大学卒業者の話です。それは、有名大学合格ということを大目標にして、それを達成した瞬間、目標がなくなり本人が生きる意欲を失ってしまったという話です。小・中・高を優秀な成績でがんばり、自分の希望する大学に入ることだけが人生における大目標になりすぎて、そこで燃え尽きてしまう。いわゆる「バーンアウト」シンドロームという現象です。


 今までたくさんの大学生と話をしてきた私の経験では、この「バーンアウト」シンドロームに陥った大学生は就活もうまくいかず、その後の人生もあまり順調ではないと感じることが多々ありました。特に、かつての日本の有名大学に入るには、多くの知識を詰め込んで、受験テストにおいて正確にアウトプットできる力が求められた為、黙々と過去問をしたり、多くのパターン問題を解く為に模試を受けることなどで対策ができたわけです。


 しかし、一方で、違う価値観を持った人間との豊かなコミュニケーションの時間や、答えがひとつではない状況判断のトレーニングを軽視して勉強していたという一面があり、黙々とひとりで勉強するほど状況判断力やコミュニケーション力が低下するという恐ろしい面もあったのです。従って、これらの学生は、就職活動における面接や、就職してからのお客様との対話も苦手な状態が克服できず、社会生活がうまくいかないという実情があります。


 このことから、これからの社会を生きる上で何が大切な勉強か?どんな能力が必要か?などをしっかりと考え、将来設計を立てることがとても重要だということがわかります。


 今回の清原氏の事件も、引退後に何が必要か?準備は?などをしっかり考えていれば起こらなかったかもしれないと思うと残念です。清原氏だけでなく、あらゆるスポーツ選手が引退した後の人生設計をどう立てるか?いわゆる「セカンドキャリア」の問題は、そのスポーツ選手が現役中から、もっと言えば小学生頃から少しずつ教育していく必要があるだろうと私は考えています。


 実際に、オンリーワンスクールでは、小学生から高校生のスポーツチーム選手にこれからの社会を生きる上で必要な考え方・能力などについて授業をしています。私は、勉強・スポーツに一途に打ち込ませるのと同じくらい、将来の人生設計というものについて深く指導できる教育者が増えてほしいと願っています。


オンリーワンスクール代表 松保 利宗



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2016年02月07日

【受験激変!!】 第1回 説明会・体験会を開催します2/27(土) | オンリーワンスクール神戸六甲教室


ウチの子にはイキイキと自立した豊かな人生を送って欲しい!

「2020年までに着々と進んでいる大学受験の大改革」「2019年に起こる大学から職業教育学校への大転換」「文系学部の再編」「高校の3分類 SGH,SPH,SSH」を筆頭に今教育分野で大きな変化が起ころうとしています。

これは大学受験の変化だけで終わる話ではありません。

現在起こっている改革は高大接続改革ですので、高校生・中学生・小学生のお子様をお持ちの方々にも大いに関係してくることです。

また、こども達を取り巻く環境が移り変われば、その環境の中で求められる能力も勿論変わっていきます。

この変化に取り残されないために今何が起ころうとしているのかを知っておくことは非常に大切なことです。

当日は大いに語らせていただきます!

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・子供が社会に出るまでに、本当に身に付けておかないといけない「能力」と「考え方」とは何か?

・5教科の勉強以外に「たくましく生きていく力」も今から伸ばしてあげたいと思うけど、実際にどうすればよいのかわからない。

・漢字が覚えれないや計算ができないっていう細かいところばかりに目が行ってしまうけれど、親として何か大事なことを忘れてしまっているような気がするんです。

・センター試験廃止。これからの受験環境はどう変わるの?中学受験・高校受験にも影響があるの?

・2019年から始まる職業教育学校って何?

・教育環境が変わり過ぎて親が子どもに対して自分の体験からのアドバイスができなくなる時がもうすぐやってくる。

・学ぶことって本当はもっと楽しいことなんじゃないか。
 
・子供にはなるべくいい教育環境を整えてあげたいけど、そもそも 「いい教育」って何なのか?

・子供との会話の大半が「ちゃんと宿題したの!?」や叱ったり責めたりする内容になってしまっている。
 
・5歳から18歳までの一貫教育プログラムってどんなプログラムなの?

・こどもが毎日宿題に苦しんでいてかわいそうだけど、どう手を差し伸べてあげれば良いのかわからない。

・社会人も通っているそうだけど、どんな内容なの?大人にも必要なことなの?

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このような疑問や不安をお持ちの方も歓迎です。

 
鳥取から始まったこの輪は、
東京、愛知、岐阜、大阪、兵庫、京都、和歌山、奈良、広島、岡山、島根、大分、鹿児島と、全国に広まってきています!!
 
12年間の実績ある「個性と考える力を伸ばし、人としてたくましく生きる力を育む教育」を遂に東京で体験することができます。

様々な教育方法がある中での一つの選択肢として
オンリーワンメソッドをご覧になってみませんか?


※神戸六甲教室情報※
http://only1koberokko.ko-co.jp/e349151.html

※オンリーワンスクールHP
http://www.onlyone21.net/


【日時】

(1)2016年2月27日(土)10:00~12:00
(2)2016年2月27日(土)13:00~15:00

☆ご希望の方は説明会中にお子様(5歳~小学6年生)に対して体験レッスンを実施することも可能です。


【参加費】

無料です。
(是非お誘い合わせの上、お越しください☆)


【内容】

・今後起こる「非常に大きな社会変化と教育環境の変化」について
・オンリーワンスクールが大切にしていること
・オンリーワンメソッドの具体的内容
・教育や子育てに関しての疑問や不安解決


【場所】

場所:オンリーワンスクール神戸六甲教室
住所:兵庫県神戸市灘区森後町2-3-12 ゴールドウッズ六甲ビル4F アートスペースさくらみ

地図:



最寄駅:
【JR】 六甲道 徒歩3分
【阪急】 六甲 徒歩6分
【阪神】新在家 徒歩6分


【申込み方法】

下記連絡先までお電話、ショートメールメールまたはE-mailにて
参加ご希望の回(10時~または13時~)とお名前・ご連絡先を明記の上、お申込み下さい。

体験レッスンをご希望される方はその旨も併せてご連絡下さい。


【連絡先・問合せ先】

TEL : 070-5663-7787
Email:nagamune@innovators.co.jp

担当:長宗(ながむね)  


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2016年02月05日

【お客様の声】スクールに通うお客様の声 ③ | オンリーワンスクール神戸六甲教室


大阪 北浜教室 ジュニアコース 中3女子の会員様

オンリーワンに通い始めてから自分の中で変わったことは、今までは興味のなかった政治・経済や世の中について興味を持ち、自らテレビのニュースを見たり、調べたりするようになったことです。なぜなら、新聞を使ったオンリーワンレッスンをする中で気になった記事の背景などの話を先生から聞くと、その記事についてより深く知りたくなったからです。


広島 広島西教室 ジュニアコース 中1男子と小2女子の保護者様

現在、中1の息子と小2の娘がオンリーワンスクールに通っています。田村先生のプラス思考に私自身が大変影響を受けてすぐに入会致しました。兄は、めんどくさいが口癖でしたが、今では言わなくなりました。コミュニケーション力も伸びています。妹は、考える事が好きだから「オンリーワンが好きっ」と言っています。社会を生き抜く力をつけられるオンリーワンスクールに出会えてほんとに良かったと思っています。


岡山 岡山中央教室 ジュニアコース 小5男子の保護者様

オンリーワンスクールに出会った時、これは必要な力だと判断し、直ぐに通わせることにしました。結果は大満足です。とにかく物事をしっかり考えられるようになりました。上手くいかないことが発生しても、以前は私に助けを求めに来ていましたが、今では自分で解決法を見つけ出し行動できるようになりました。



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2016年02月02日

「子どもの潜在力を引き出す親」はここが違う ~やる気を出させる秘訣は環境のデザイン~

※「子どもの潜在力を引き出す親」はここが違う ~やる気を出させる秘訣は環境のデザイン~(東洋経済ONLINE)より引用※


子どもには想像以上の可能性がある。その潜在能力を開花させてあげるのが親の役割だが、どうやればいいのだろうか。今回の対談では国立教育政策研究所 初等中等教育研究部 総括研究官の白水始(しろうずはじめ)氏に聞いた。

子どもを評価する軸はひとつじゃない

加藤エルテス 聡志(以下、加藤):本日は学びのあり方の現在と未来について、お伺いしたいと思います。まず、子どものポテンシャルを引き出すうえで、現在、日本で何が課題になっているのでしょうか。

白水始(以下、白水):やはり親や大人が子どもとのコミュニケーションの方法を考えていく必要があると思います。たとえば評価方法ひとつを取ってもいろいろある訳で、「これが正解だ」という押し付けは子どもを型にはめるので避けなければなりません。米国の例を紹介すると、東海岸では、個々人のレベルに合わせて評価方法もカスタマイズできたらいい、という話が進んでいます。正解はあるけどその正解にいたるペースが各々違うから生徒個人ごとにカスタマイズして、みんなに確実に100点を取らせようというのが東海岸のモデルです。

加藤:ゴールは同一のものでも、それまでに至る速度を子ども一人一人に合わせて変えていこうという考え方ですね。

白水:ええ。対照的に西海岸では、100点の正解はあったとしても、それはひとつの軸に過ぎなくて、人間はもっといろんな軸で考えられるべきだという考え方をします。今日見えた正解も明日変わっているかもしれない。違うペース、違うアプローチで学ぶ子どもたちを一緒に合わせてインタラクティブした方がいいのではないかというのが西海岸のモデルです。

加藤:西海岸のほうが知性を多面的に捉えているように見えますね。そもそも金太郎飴方式で典型的な「良い子」を育てようと思っていない印象を受けます。

白水:そうなのです。あと、最近ではテクノロジーの発展によってビッグデータを集めて学習指導に生かそうという動きもありますよね。オンラインの学習コースを提供しているカーン・アカデミーもそうです。そうした大量のデータを解析すれば、たとえば、微分・積分ができない子というのは実は二次関数でつまずいていることが多くて、二次関数ができない子はもっと手前の未知数でつまずいているというプロセスが見えてきます。「じゃあ君は未知数からやりなおそうか」という指導ができるようになる。

こういった、データ利用で効率的な改善策が打てることは確かにプラスです。しかし、この手法が進化していけば進化していくほど、学びって一本のレールが敷かれていてゴールが決まっているものだけだというスタイルの介入になる。

加藤:とすると、データによる効率化によって、まさに型にはまった子どもを効率的に輩出してしまうことに繋がりかねない、ということでしょうか。

白水:そうです。しかし、だからといってなんでもOKを出すのが個性を生かしている教育だととらえるのもまた極端です。ひとつのゴールにたどり着いたら、次の課題へのスタートが見えてくる。今知っていることから、次に知りたいことは何か、自分で次の問いを考えていく力を付けていくことで、学びのゴールは膨らみ、多様化していくと考えています。

加藤:知性が刺激されて、今までわからなかったことが新たにわかるようになる。ソクラテスの無知の知ではないですが、「わからないことがある」ということがわかったということですね。


親の心構えをどうするか

加藤:では、実際に子どもに自分で考える力を養うには、親はどうしたらいいのでしょうか。

白水:まず心構えの話からさせてください。子どもがわからないとかできないのは全然問題なくて、わからないことやできないことがある方が子どもはいっぱい学べていいんだよってことを親が理解してあげる。親の心構えが変わって安定的になってくると、勝ち負けという軸だけじゃなくて、こっちの軸で考えたら子どものいいところが見えてきたということに繋がりますから。

加藤:親が子どもを見るうえでの基準自体が最も大事ということでしょうか。能力のうえでの優劣で評価するのではなく。

白水:そうです。とはいっても、「勝ち負けがすべてではありません」「違った基準で子どもを見てあげてください」と親に説明してもなかなか心構えや考え方は簡単には変わらないというのが実際のところです。具体的な経験なんかを通じてこんなふうに子どもって評価できるんだと子どものポテンシャルに気づいて引き出せるような支援をしていけるといいですが、これがなかなか難しい。加藤さんが保護者に接する中でも、実体験があるんじゃないですか?

加藤:そうですね。親自身が子どものポテンシャルに気づく必要がある一方、それが実施には難しいことは痛感しています。私がRISUを創業した理念もここでした。教師・ミュージシャン・研究者・銀行員・プログラマーとかいろんな仕事があってそれぞれで求められる力が違うように、教育でも才能もひとつの軸だけで測るのっておかしいと思うのです。21歳まで同一軸で評価されて、突然就活する時になって個性を求められるのでは、教育が社会にでる準備に貢献できていないように思っていて。

白水:それはすばらしいですね。さらに質問したいのですが、いろいろな才能にフォーカスすることができる中で、加藤さんは算数・数学を教える事業を選択した理由ってあるんですか?


親が価値観を変えるのは大変!?

加藤:元々、小さい頃になにかしらの成功体験をもつことで、大きくなってから自分の信じる道を選ぶ力を身につけて欲しかったのです。それをどう実現するかを考えた時に、算数・数学は「親を巻き込みながら」子どもの成功体験や自信を実現するテーマとしてうってつけじゃないかなと。先ほど白水先生もおっしゃったとおり、単に「才能の多様性を認める時代になるんで、今日から価値観を変えてください」と親に言っても、なかなか変わらないじゃないですか。

白水:なるほど。算数を素材にして子どもの自信をつけるなら、より多くの親にも受け入れてもらえる、と考えたということですね。どうですか、その仮説は当たりましたか。

加藤:子どものペースで自尊心を付けることに共感してくださる親も、算数の成績に注目している親にも受け入れられている点では当たっていました。ただ、もちろんこの目論見が100%の家庭でうまく行っている訳ではなくて、RISUで算数を1年分先取りできたから、今度は国語や理科の成績をあげなきゃ、と勉強をさせてしまうケースもあるようです。折角余裕がでたのだから、子どもが好きなものに出会うきっかけを沢山与えてあげるとか、なにかに没頭できる環境を与えてあげるほうに余った時間を使って欲しいと思うのですが。親はどうあるべきでしょうか?

白水:難しい質問ですね。学校や受験のことが気になる気持ちはわかりますし。ちなみに受験しない子どもの親でも算数でどんどん進んだら国語も理科も進めたいというふうになるんですか?

加藤:すべてではないですが、受験されない家庭でも、満遍なく全科目の点数も上げたいという声が多数派だと思います。「算数以外の教科はいつ出るのですか?」といった質問もよく受けます。ただ、RISUとしてはスティーブジョブスの”connecting the dots”ではありませんが、学科以外の体験・価値観の幅も広げたいなと。その子が将来社会に出た時に役に立つのは、学校の勉強ばかりじゃないと思いますから。

白水:親の価値観を変えることは難しいことですが、親には心に余裕を持って子どもの才能の発掘を手伝ってもらいたいものですね。「TED」でケン・ロビンソンがスピーチで、「シェイクスピアだって7歳の少年だった頃がある」と話していましたが、まさにそうで、誰にだって子どもの時期はあるんですよね。そのくらいのおおらかな感覚で大人同士が視野を広げられる場があるといいですね。すると自分の子どもの学習や才能発掘の手伝い方も自ずと見つかるのかなと思っています。


子供の学習の動機付けと、才能発達を助ける3つのポイント

加藤:子どもの学習や才能発掘を親が手伝う、という話なのですが、手伝うときに必要なポイントはあるでしょうか。

白水:親が支援的行為をするうえで大事なのは、動機付けを親が外から支えてあげることですね。私はいつも、そのテーマについて考えてもらうときには3つの話を題材にします。考えてもらうときのやり方は、ジグソーメソッドを使います。これは、ひとつのテーマを学ぶときに先生から一方通行で教わるのでなく、そのテーマを考えるための2、3の材料を分担してそれを持ち寄って生徒グループでああじゃないか、こうじゃないかと話しながらテーマに対する答えを出していく手法です。集団で意見や自分なりの説明を言い合う場があることで、子どもは考え方や学び方そのものを学べるやり方です。

加藤:場を作ってあげることで、考え方や学び方自体を学ぶ動機を支えることができる、ということですね。

白水:そうです。昨年5月に亡くなった三宅なほみ先生はこれを知識構成型ジグソー法と名付けて、開発・全国展開していました。それを使って動機づけについても、動機付けられながら学ぼうということです。さて、それで扱うひとつ目が感覚遮断の実験に関する話です。苦しみから逃れたいだけが人間の幸福なのかというのを証明するために、1日寝ているだけで2万円もらえるバイトをさせたっていう話があるのです。ちょっと大がかりなのですが、目も覆って、音も聞こえないようにして本当に無感覚にしてしまいます。そしたら、どの人も2~3日ももたずに出してくださいって根をあげてきたというのです。つまり、人間は好奇心で生きていて、何もやらなくていいという状態が実は苦痛なのだということです。

加藤:文字どおり寝ているだけでおカネがもらえるのにやめたくなる、ということですね。確かに、ずっと何もしないだけならまだよさそうに思えますが、ここまで究極に何もしない環境を整えると、それがいかに辛いかというのがわかるのですね。

白水:そういうことです。2つ目は、自分で試して試行錯誤しながら学ぶ力を子供は持っているという話です。電磁石を幼稚園児に渡して、これで遊んでみてと頼むと、いろいろ試行錯誤しながら、それぞれの子供なりに電磁石の仕組みについて学ぶ。こういうのは一見好奇心が旺盛な子供だけの才能のように見えるかもしれません。しかし、ポテンシャルとしては、私達全員、万人に、備わっているものです。だからこそ、親が動機付けをして引き出してあげてほしいということです。

加藤:学ぶ力が乏しいように見える子でも、本来は全員に備わっているはずのもの、ということでしょうか。

白水:そうです。全員です。学ぶ力が見えないとすれば、それは、学びを阻害する外的要因があるからです。いくつかありますが、どんな落とし穴に気を付けないといけないかというと、典型的なのは外発的な報酬の与え方の間違いです。ここに注意しないと、逆に内発的な興味や関心が落ちてしまいます。これが3つ目の話です。子供は絵が好きな子が多いですが、幼稚園に押しかけて、「絵を描いたらご褒美をあげる」と首から掛ける紙のメダルをあげたんですね。すると、園児は粗製乱造に走って、一気に描く量が増えたのですが、その実験者が引き上げると、前より描かなくなったのです。僕たちが絵を描いていたのは、メダルのためだったのか、って。

これは結構、現実でもある話かもしれません。子供が学校のテストで100点を取ったとしますよね。100点のテストを親に見せようとするじゃないですか。その時に親はどうするかというと「100点取って偉かったね」とか「じゃあご褒美はこうしようね」って褒めていたりするのです。「もっと勉強して次も100点取ろうね」なんて激励することもあるでしょう。

逆にもし点数が悪かったら、怒る人もいますよね。下手な評価をしてしまうと、子供はもしかして勉強が好きでやっていたかもしれないのに、「点数しか見ないんだな」と子供たちの学ぶこと自体へのモチベーションが下がってしまうことに繋がります。

子供はもしかして算数を楽しくやっていたかもしれないのに、中身の話をしないで外発的報酬で扱うと、その気持ちは損なわれてしまう。

加藤:褒め方ひとつでも、親の言い方の焦点がずれるだけで、子供のモチベーションが簡単にさがってしまう、ということですね。だとすると、それはとても勿体無いことをしていますよね。

白水:そうなんです。感覚遮断の実験で見るように人がもともと興味を外界に持つこと、そして電磁石の実験に見るようにその興味がうまい対象に水路づけられると勝手にいろいろ試しながら学ぶ力が全員にあること、それがピントのずれた褒められ方をすると急にやる気をなくすこと。3つの話から言いたいことは、人はうまく学習環境が整えられたときに、その潜在的な学ぶ力を発揮して存分に学ぶということです。親はこの点を踏まえて子供に接するといいと考えています。


子供をどう褒めたらいいのか

加藤:親からの褒め方についてもう少し教えて下さい。100点答案を見せられたら、「100点取って偉かったね」と言ってしまう親が大半だと思うんです。それが内発的な学ぶ動機づけを奪ってしまうというのはもったいないですよね。褒めるにはどうすればいいのでしょう。

白水:やはり子供が褒めてほしいところを褒める、シンプルですが、それに尽きます。勉強を例にとって説明すると、子供が中身を理解していたら難易度やそれをクリアしたことの成長に着目して褒めてあげる。発展問題を出しながら、“あなたはどう考えたの?”と子供とコミュニケーションを行いながら、面白いアイデアや効率的な解法などより高次元なところにフォーカスを当てるのもいいでしょう。100点という結果だけに注目するのではなくて、取り組んでいる中身や、子供の取り組み方そのものに気を配ってあげることです。

加藤:集中がずっと続くようになったねとか、この問題、何度も間違って時間もかけたけど諦めず解いたねとか、子供の取り組み方に着目するのもいいかもしれませんね。

白水:そうです。中身ですね。あとは、親もヒントを出して一緒に考えたいというのはあるのですが、あまりヒントを出しすぎたり、答えを出したりするのはよくないという研究もあります。極端なほめすぎよくないというのも言われています。誰もが経験のあることだと思うのですが、普通にできることを大袈裟に褒められても嬉しくないってことありますよね。あれと一緒で子供もできて当たり前になってしまっていることについて褒められると、それこそ褒めて欲しいところをわかっていないなと感じるわけです。


親がコンテンツに強くなれ

加藤:褒め方以外にも、子どものモチベーションを下げないために親ができる工夫はあるでしょうか。

白水:表面に見える褒め方よりも本質的なところで、親がコンテンツに強いかどうかは重要ですね。「コンテンツ」を「勉強」と置き換えて考えるとわかりやすいのですが、親がコンテンツに強くないと、子どもの褒めて欲しいところを的確に捉えたフィードバックはできないはずなんです。

加藤さんのようなお仕事をされている場合は、親の好きなトピックや、よく知っていることを聞いてみてもいいかもしれません。親の専門分野というか、すでに好きで強いコンテンツを探してみるのです。そのコンテンツのことから子供にフィードバックする練習をしてもらうように説明すれば、“こういうフィードバックができるのがいいんだ”と親もわかると思います。

加藤:褒め方でなく、その内容の質も大事で、そのために親がコンテンツに強い必要があると。でもそうすると、親が子どもと話すにはその分野の知識や要点を、子供以上に持っている必要がある、となるのでしょうか。

白水:必ずしもその必要はありません。たとえば算数だったら、中学・高校になったらどんどんレベルアップしていきますよね。で、本当に才能を発揮する子はそれこそ算数オリンピックレベルの領域に入っていく。これは極端なケースですが、子供自身が好きなトピックでは親のレベルを超えるほど詳しくなったり、難しいことができるようになったりするのは教育の醍醐味ですよね。

親が自分の得意なコンテンツだから、質の高いフィードバックをしてあげられなくても、今度はそういうフィードバックを受けられる環境を整えてあげるといいんですよね。専門外のトピックであっても、この話だったら大学生のお兄ちゃんと話してもらうのがいいなとか、ほかの大人と話す場を作ってあげたらいいんだとか、いかようにでも方法は存在していて、そういう「子供の周りに自分の代わりができるほかの大人とか先輩を置くように環境を整える」ということの必要性に気づけばいいんです。親自身の世界も広がります。

子どものモチベーションや、知的発達を支えるにあたって、この2つがとても大事な点です。

加藤:なるほど。親自身が詳しいトピックで質的にしっかりしたフィードバックをする、専門外のトピックでも、詳しい人と話す機会を提供してあげる、と。

白水:RISUのお客さんのコミュニティがあるなら、こういう風に子どもの興味対象はあっちこっちに行きながら育っていくのだということを、親に話してあげると面白いかもしれませんね。


褒められないサブカルチャーに子供がハマる

加藤:興味対象があっちこっちにいきながら育っていくという話ですが、RISUでそれを調べたことがありました。自分の好きな領域で活躍していて、社会的にも成功している人を集めて子供時代にどういう本にハマっていたかって話してもらったのです。そうしたら、漫画の『ドラゴンボール』は出るは、雑誌の『Newton』は出るは、『JR時刻表』は出るは、いわゆる児童書とかおすすめ本みたいなのが全然出てこないんですよ。マンガはほかにも『寄生獣』や『三国志』、『ジョジョの奇妙な冒険』や『あさきゆめみし』など、熱中した本としてマンガがよくあがりました。

白水:それは面白いですね。さっきお話した感覚遮断の話からわかるように、何かを知覚して学びたいという内発的な動機づけが人間にはあって、そのモチベーションはどこかに向かいたくなるワケです。それで、もし子供が理科の実験が面白くてその学期末のテストで100点を持って帰ってきたときに、親が点数を褒めるとどうなるか? あ、実験じゃなくて点数が大事なのか、となりますよね。一回では崩れないかもしれませんけど、それを繰り返してだんだんやる気をなくしていく。でも子供が根源的に持つモチベーションは残っている。それがもしマンガやサブカルチャーに向かうと、サブカルチャーは親から褒められたりしないので、本人の内発的な動機付けは外発的報酬で損なわれたりしない。つまりは知りたいとかやりたいというモチベーションが、親の余計なー言で損なわれるような問題が起こらないのです。

加藤:サブカルチャーは親から褒められないカテゴリーだから、モチベーションが下がるような介入からフリーだと。なんだか親の思惑とは随分逆に動きますね(笑)。

白水:そのとおりです。親が介入しないとなると、子供は自発的にそれこそ積極的に同じ分野に興味を持つ人を探します。学校や塾のコミュニティとか、今だったらネットもあるし、簡単にそういう人は探せますから。そうして見つけた人たちは、「ここがいいね」とか「これ知ってる?」とか「この次、こういうのを見てみたら」といってモチベーションが上がる話をしてくれるワケです。誰もお小遣いもくれませんが、親にされるような方向違いの褒め方なんかもされません。だから、自分が本当に好きでやっていることの「質」に対して評価してもらえるので、興味のある分野にどんどんのめりこんでいくわけです。

加藤:褒めてもらいたいところが子どもにはあって、そこを気持ちよく突いてくれるということですね。サブカルチャー以外でも、親がそういうことをできればいちばんよさそうなものですが。

白水:まさにそのとおりなのです。褒めてもらいたいところも理解してもらえないことに不満を抱えている子どもは、モチベーションも上がらないし、必然的にテストの成績が下がっちゃうじゃないですか。そんな状態で親から怒られたりすると、「テストなんて私が好きでやっているわけではない」とヘソを曲げてマイナスのループが回りだすのも無理からぬことでしょう。そういう原因もあってサブカルチャー全盛の日本の現状があるのかなと思います。

加藤:サブカルチャーの話題での子供への接し方を、それ以外の話題でも模倣するといいのかもしれませんね。


「ロングテール学習」が始まっている

白水:そうですね。たとえば、シンガポールの一部の学校は「ロングテール学習」というのを本気で始めています。「ロングテール現象」は経営学的な用語ですが、既存の店舗販売だと、店の売り上げの8割を2割のヒット商品が稼ぎ出すのに対して、ネットだとニッチな商品の合計販売額がヒット商品のそれを上回るという現象のことです。

加藤:Amazonの品ぞろえも、そのロングテールで稼ぐことがはっきり見えますね。

白水:だから、教育の世界でも国数社理英の5教科の“ヒット”商品以外にも一人ひとりの子供が興味を持つジャンルがあるはずで、その家庭科の調理実習やギャンブル、考古学、恐竜の興味を学びに使う。けれどそれを全部おさえられる先生はいないので保護者と地域の大人に「得意なこと」を登録してもらって教室に来てもらって、得意がマッチした大人と子供でグループになって学ぶ。お勧めのサイトを紹介したりですね。先生はその様子を背後から見ながら、あ、この子、好きな内容ならこんな風に読めるんだと評価する、という実践です。

知は単一の軸ではなく、多様性のあるものです。社会には色んな領域、色んなやり方で才能を発揮している人が居ますよね。これからの教育制度も、親からの接し方も、たくさんの大人がたくさんの子供と関わりあって、そういった多様性を引き出すものでありたいですね。
その先に、子育てでいちばん大事な「子供も一個の人格を持った存在なんだ」「子供は私と違うんだ」という気づきが生まれてくるのではないでしょうか。

  


Posted by only1school  at 10:53Comments(0)コラム