2016年02月12日

【コラム】そもそも主要5科目の勉強は何から始まったの? | オンリーワンスクール神戸六甲教室


 私が子ども達に「そもそも勉強は何から始まったと思う?」と聞くと、しばらく考えていろいろな答えが返ってきます。その、ひとりひとり違う答えを聞くのは大変楽しいものです。

 その子ども達の答えを聞いた後、私が話し始めるのが次のような話です。「今、学校で習っている主要5科目の英語・国語・数学・理科・社会は、もともと1つの科目(学問)だったんだよ。その科目は“哲学”といって、人類の歴史の中で大昔からある勉強なんだ」と。

 実は、“哲学”は、「東洋哲学」・「西洋哲学」というように、世界中で広まった学問で、私は、特にギリシャ哲学の話をよく子ども達にします。まず、「哲学とは何か?」それは、「~とは何か?」についてしっかり探究すること。「~とは何か?」の「~」にひとつのテーマを入れ、自分なりにほりさげて考えを深めることです。

 哲学がこのようにあまりに広い領域を持った学問ですから、それらを大きく3つに分けて、それぞれの学問の探究をしようと考えつくられたのが「人文科学」・「自然科学」・「社会科学」の3つの分け方です。

 さらに、人文科学が主要5科目の英語と国語にわかれ、自然科学は数学・理科に、そして社会科学が社会科となり、現在の主要5科目が生まれました。つまり、現在の主要5科目のルーツをたどると、3つの科学となり、その3つの科学のルーツが“哲学”だということになります。

 ちなみに、“科学”という文字の科は、ひとつのものをわけるという意味となり、科学とはひとつのテーマをわけて分析的に学ぶという意味です。このように、そもそも現在の主要5科目が、元をたどれば哲学を勉強することだったというわけです。

 先ほどギリシャ哲学について少しふれましたが、人類で最も最初に哲学を言い出した「タレス」という人物がいます。このタレスが哲学、つまり「~とは何か?」を考え始めたきっかけは、水を見て「水とは何か?」と考えたことだったと言われています。これは、5科目で言えば「理科」ですね。おそらく、人類の最も始めの勉強のテーマは、この「水」だったのかもしれません。

 このように、主要5科目はもちろん、勉強をするとはひとつのテーマを見つけ「~とは何か?」と問題を設定し、その問題を自分なりに考え、自分らしい答えを導くということです。この、自分なりに考えることや、自分らしい答えを導くことこそ勉強の真の意味であり、目的だということです。最近、日本各地の学校で耳にする「探究学習」こそ、まさにこの原点に戻って哲学的に考える真の勉強法だということがおわかり頂けるのではないでしょうか?

オンリーワンスクール代表 松保 利宗


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Posted by only1school  at 19:06 │Comments(0)コラム

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